さよなら快速電車~仙石線全線運転再開で消えゆくもの(中)
仙石線の全線運転再開で消えるものの一つに仙台駅からの仙石線経由の快速運転が挙げられます。全線の運転再開とともに快速電車は仙台駅から東北線周りで出発し、松島海岸の先で新しく設けられた連絡線を通って石巻駅まで行くそうです。それと引き換えに今の仙石線の快速電車は廃止になるとのこと。
快速電車に乗って松島海岸駅につきましたが、撮影しようとしたところ、狭いホームは目いっぱいの人で乗って来た高城町行きの快速は撮影できず、行き違いの仙台・あおば通行きの列車をなんとか撮ることができました。ホームが狭いのはこの仙石線が私鉄から始まったからでしょうね。
快速の文字もここ松島海岸駅では見られなくなるのでしょうね。
駅前には列車代行バスが停まっていました。
駅を訪ねて26-5 JR東日本 信越本線 二本木駅⑤
待合室に入ると、ストーブがついていて暖かいです。
この駅は時間帯によっては駅員がいるそうで、駅スタンプもありました。
この運賃表の地図もあと少しの命ですね。
待合室にはスイッチバックの運転方法が書いてありました。これはファンには嬉しいですね。
駅前に出ると、相変わらず雪が降り続いていました。
時間があったので、雪の中を少し散歩してみました。少し行くと踏切が、
北国街道踏切でした。この先に駅があるのですが、今の国道はこの踏切の手前を走っています。おそらく、この道は旧道なんでしょうね。踏切ができた時代がしのばれます。二本木駅の開業は明治44年なので、その頃はこの道もメインの道としてにぎわったのでしょう。今は通る人もほとんどいませんが。
ちなみにこの踏切看板に書いてある距離数165キロ839メートルは今の篠ノ井基点ではなく、北陸新幹線長野開業前の高崎基点の距離だと思われますが、1987年の時刻表で調べてみると、手前の二本木駅までで167,8キロあるので、おそらく今は亡き碓氷峠の線路が廃止前の線路ではなく、アプト式の線路が敷かれていた明治時代の距離なのかもしれません。そう考えると、歴史の重さを感じますね。
駅へ戻って、次の駅へ向かいます。