北海道の廃線を歩く4~JR天北線 沼川駅~
2007年夏に北海道を旅しました。その時に昔走っていた鉄道の跡を随所で見ることができました。その跡を紹介していきます。北海道最北の宗谷岬を巡った後、天北線の跡を巡りました。
JR天北線は北海道東北部、音威子府からオホーツク海沿いの浜頓別を経て最北の街稚内市の南稚内までの148,9キロのローカル線でした。稚内までの鉄道路線としては一番古く、札幌と稚内をむすぶ急行「天北」も走る堂々とした路線でした。残念ながら平成元年(1989年)5月1日に廃止になってしまいました。沼川駅はその南稚内駅から5つ目の駅でした。
失礼ながら沼川は集落が残っており、郵便局がありました。
天北線の代替バスは比較的列車本数や運行区間を忠実に鉄道を代替していて、時刻表だけ見ると列車の時刻表と間違えそうです。音威子府からのJRの接続も掲載されています。
駅跡を探して見ると、ここがあやしい。
坂道を下った、この突き当たりが駅(駅跡)っぽいです。
果たして、右手の木の下の駅名標らしきものが。
もちろんこれは偽物ですが、ここに駅があったという事はわかりました。親切だと思ったのは駅舎の写真が載った看板です。この駅の雰囲気がわかって良いですね。
おそらくこの奥にホームがあったのでしょうが、今は草の中に埋もれています。
稚内側
浜頓別側
駅跡から見た駅前です
駅前左手の家の倉庫の二階に
こんなものが。
気象注意報等がでた時に出す看板がありました。駅舎取り壊す時に譲り受けたのですかね。
なんとなく駅の跡もわかり、ちょっと嬉しかった駅跡でした。