北海道の廃線を歩く12~JR名寄本線 下川駅~
2007年夏に北海道を旅しました。その時に昔走っていた鉄道の跡を随所で見ることができました。その跡を紹介していきます。今回も名寄本線の跡巡りです。
JR名寄本線は北海道東部、遠軽からオホーツク海沿いの都市、紋別、興部を経て内陸部の街名寄までと湧別~中湧別のヒゲ線の2路線143.0キロのローカル線でした。ローカル線ではありながら本線と名がつき、完成した頃は札幌と網走を最短で結ぶ幹線でもありました。残念ながら平成元年(1989年)5月1日に廃止になってしまいました。
下川駅は名寄駅から5つ目の駅でした。下川町の中心で名寄との交流も多く、バス転換の時も名寄~下川だけ第3セクターで残そうという話もあったようです。今は残念ながら駅跡は全くなく、バスセンターと広場があります。
広場の隅にはこんなものが
2両気動車が残っていました。そのうちの1両のサボには。
名寄本線から網走経由で札幌は聞いたことがないですね。釧網本線で使ったものでしょうか?他の人のサイトの写真では別の物だったりするので、誰かが作っているのかもしれません。
さらに興部方面に向かいました。一の橋の駅跡は見つけられず、郵便局のみ見つけました。おそらくこのあたりだと思うのですが。
後で調べたところ、駅自体は無くなっているようですが、上名寄駅のように駅名標がバス待合室前にあったようです。やはり下調べは重要ですね。