北海道の廃線を歩く14~JR名寄本線 中興部駅~
2007年夏に北海道を旅しました。その時に昔走っていた鉄道の跡を随所で見ることができました。その跡を紹介していきます。今回も名寄本線の跡巡りです。
JR名寄本線は北海道東部、遠軽からオホーツク海沿いの都市、紋別、興部を経て内陸部の街名寄までと湧別~中湧別のヒゲ線の2路線143.0キロのローカル線でした。ローカル線ではありながら本線と名がつき、完成した頃は札幌と網走を最短で結ぶ幹線でもありました。残念ながら平成元年(1989年)5月1日に廃止になってしまいました。
中興部駅は名寄駅から12個目の駅でした。ようやくオホーツク海沿いの興部に近づいてきました。
一見すると、まだまだ列車が走ってそうな光景です。ここの駅舎は個人の方が買い取って残されているようです。
駅舎の横には、こちらも現役で動いていそうな通信中継機室の小屋がありました。
個人所有のものなので駅舎の中には入れませんでしたが、ホーム側へ回りました。
残念ながら、線路ははがされて草原になっていました。でも雰囲気は廃駅の中でも、ぴか一の素敵な駅でした。