鉄旅の好奇心

主に鉄道を中心とした乗り物の旅行ブログです。時にはマニアックな記事も書くかもしれません。しばらくは訪れた駅の記事を書いていきます。

北海道の廃線を歩く15~JR名寄本線 興部、沼ノ上駅~

2007年夏に北海道を旅しました。その時に昔走っていた鉄道の跡を随所で見ることができました。その跡を紹介していきます。今回も名寄本線の跡巡りです。

 JR名寄本線は北海道東部、遠軽からオホーツク海沿いの都市、紋別、興部を経て内陸部の街名寄までと湧別~中湧別のヒゲ線の2路線143.0キロのローカル線でした。ローカル線ではありながら本線と名がつき、完成した頃は札幌と網走を最短で結ぶ幹線でもありました。残念ながら平成元年(1989年)5月1日に廃止になってしまいました。

名寄から天北峠を越えて興部に出てきた名寄本線オホーツク海沿いを南下します。興浜南線とのジャンクション興部駅は道の駅になっていました、道の駅の中に、鉄道関連の展示もありました。宿泊施設等に使用される客車が置かれていました。

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オホーツク海沿いを南下します。途中、この地方の中心で東京行きの飛行機もある紋別市を過ぎ、さらに南下します。ところどころに橋脚や線路跡が残っていました。

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沼ノ上駅は名寄駅から28駅目。この駅はかろうじてホームの一部と駅名票が残されていました。旅の好奇心

 この奥が中湧別方面になります。駅名票には駅の歴史が書かれていました。大正13年開業し、昭和53年の無人化まで19人の駅長がいたそうです。

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現在駅の構内は駅の反対側にあった国道と集落をむすぶための道路で分断されていて、その残りの部分が残っていたようです。

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集落には郵便局もあり、北海道の集落という感じが残っていました。