北海道の廃線を歩く21~旧国鉄湧網線 常呂駅~
2007年夏に北海道を旅しました。その時に昔走っていた鉄道の跡を随所で見ることができました。その跡を紹介していきます。今回は旧国鉄湧網線の跡巡りです。
旧国鉄湧網線は北海道東部の都市、網走から名寄本線の中湧別までをむすぶ89,8キロのローカル線でした。主にサロマ湖沿いを通り、日本で上位に入る美しい車窓を誇るローカル線でした。国鉄の分割民営化直前の昭和62年(1987年)3月20日に残念ながら廃止になってしまいました。そのあとをたどりました。
常呂駅は中湧別から駅としては10つ目、国鉄時代は駅としては認知されていなかった仮乗降場を入れると20つ目の駅でした。旧常呂町の中心の駅でしたが、現在は何もなく、跡地には常呂k交通ターミナルがありました。
知らなかったので見ませんでしたが、2階には湧網線資料館があるそうで、窓口に声をかければ見られるそうです。
駅の裏はすぐオホーツク海。波打ち際に立ちます。
湧網線の代替バスは2010年の10月に廃止され、系統が分割されましたが、常呂は今でも網走行きのバスだけではなく、北見行きもあるそうです。常呂自体がいまは市町村合併で北見市なのだそうです。いろいろ変わっていくんですね。