高山本線乗り歩き(1)岐阜県最北端の駅、杉原駅~たびきっぷで飛騨、美濃乗り歩きの旅3~
5時31分発の猪谷行はガラガラでしたが、発車直前に数人が乗り込み発車しました。
シートはロングシートのキハ25-1000番台。この区間は1000番台が多いようです。できれば、座って車窓の見えるクロスシートがうれしいですが、この後乗り降りした中で当たったのは2、3回でした。
列車は宮川に沿って進んでいきます。宮川には雪解け水が流れ込んでいるようで、水量は多く、流れも急です。
約1時間乗って、6時26分杉原駅到着。降りたのは私一人でした。
ここ杉原駅は岐阜県最北端の駅であり、JR東海の最北端の駅でもあります。この次の駅はJR西日本の駅であり、富山県最南端の駅である猪谷駅となります。
駅舎の中は無人駅ながらも、有人駅時代の形式を残していました。無人化されたのは昭和60年とのことで、30年以上経っているのですね。
駅前に出てみると、改築はしてありながらも、古い時代の面影が残っています。
財産標が残っていたので見てみると昭和7年8月。開業当時のままで残っているようです。
駅前の階段を上がって、周辺を散策します。春先の朝ということもあり、まだまだ冷えます。
駅前を少し歩いてみると閉鎖されたようなバス待合所が。
宮川村スクールバス待合所と書いてあります。だいぶ年季が入っています。
宮川村自体は市町村合併によって、飛騨市になっているので今は使われていないのか、スクールバスに通う子供がこの杉原地区にはいないのかもしれません。後で調べてみると、飛騨市のコミュニティバスがこの地区からこの時間に出ているので、場所が変わったのかもしれません。
たびたび写真には出ていますが、ここには「飛騨まんが王国」という施設があり、3万5000冊の漫画を読みことができるそうで、宿泊施設もあるそうなので、今度ゆっくり泊まって漫画を心行くまで読みたいものです。
30分くらいの滞在で駅に戻って、次の駅、角川駅へ向かいます。
4へ続く。