鉄旅の好奇心

主に鉄道を中心とした乗り物の旅行ブログです。時にはマニアックな記事も書くかもしれません。しばらくは訪れた駅の記事を書いていきます。

北海道の廃線を歩く1~旧国鉄興浜南線 沢木駅~

2007年夏に北海道を旅しました。その時に昔走っていた鉄道の跡を随所で見ることができました。その跡を紹介していきます。はじめは北海道オホーツク海沿いの旧国鉄興浜南線沢木駅の跡です。

国鉄興浜南線は北海道東北部 興部から雄武までの19、9キロのローカル線でした。世が世ならば、さらに北の浜頓別から北見枝幸まで走っていた興浜北線と結ばれ、稚内から網走までのオホーツク縦貫線の一部になるはずであったのですが、残念ながら昭和60年(1985年)7月15日に廃止になってしまいました。沢木駅はその興浜南線の興部駅から1つ目の駅でした。

私が車で訪ねると、国道沿いに郵便局がありました。昔は鉄道が町の中心であったからか、今でも北海道の田舎の郵便局は駅前に多くあります。

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 郵便局員さんに聞いてみると、国鉄の駅はこの裏にあったとのこと。

郵便局横の道を下ると、駅前のような感じです。

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 後で調べてみるとこの道の真ん中(木があるあたり)に駅舎があったようです。

坂を降り切ると、公園が左右にありました。そこにはこんなものが。

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これは駅名標ではないですか!

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ちゃんと名所案内まで残っている!

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思わず小躍りしました。

あたりを見回すと駅の跡らしい空き地がひろがっています。

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反対側。

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ここに駅舎とホームがあって、列車が行き来していたんでしょうね。

廃線になってから20年以上経っているのに、こうして残っているのは地元の人たちの想いを感じました。