寝台特急の朝。 起きると、駅に停車していた。 ホームは雪の壁になっていた。 これだけの雪は久しぶりに見る。 こんなに寒い朝でも出発信号は点いていた。 当然といえば当然だけど、やはりすごい。 そんなことを思っているうちに列車は逆方向に動き出した。
夜のとばりが降りる頃、寝台特急で北へ向かう。 乗り込む前に列車を見て回る。 ふと食堂車の前で立ち止まる。 小さなころからの憧れの風景だった食堂車で今日夕食をとる。 小さなころはいくつもあった食堂車も、もう数えるのみ。 ひょっとすると、近いうちに…
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