北海道の廃線を歩く10~JR名寄本線 中名寄駅~
2007年夏に北海道を旅しました。その時に昔走っていた鉄道の跡を随所で見ることができました。その跡を紹介していきます。今回からは名寄本線の跡巡りです。
JR名寄本線は北海道東部、遠軽からオホーツク海沿いの都市、紋別、興部を経て内陸部の街名寄までと湧別~中湧別のヒゲ線の2路線143.0キロのローカル線でした。ローカル線ではありながら本線と名がつき、完成した頃は札幌と網走を最短で結ぶ幹線でもありました。残念ながら平成元年(1989年)5月1日に廃止になってしまいました。
中名寄駅は名寄本線の起点、名寄駅の次の駅でした。中名寄の駅舎は最近まで代替バスの待合室で使われていたらしく、ちゃんと残っていました。中には名寄本線関係の資料がいくつか置いてありました。
駅裏に回ってみると、ホームなどの跡は全くなく。駅舎だけが取り残されていました。これだけ見ると、駅があったとは思えない光景です。
残念ではありましたが、廃止後も地元の人に使ってもらえているというのは良かったなあと思います。