鉄旅の好奇心

主に鉄道を中心とした乗り物の旅行ブログです。時にはマニアックな記事も書くかもしれません。しばらくは訪れた駅の記事を書いていきます。

北海道の廃線を歩く11~JR名寄本線 上名寄駅~

2007年夏に北海道を旅しました。その時に昔走っていた鉄道の跡を随所で見ることができました。その跡を紹介していきます。今回も名寄本線の跡巡りです。

 JR名寄本線は北海道東部、遠軽からオホーツク海沿いの都市、紋別、興部を経て内陸部の街名寄までと湧別~中湧別のヒゲ線の2路線143.0キロのローカル線でした。ローカル線ではありながら本線と名がつき、完成した頃は札幌と網走を最短で結ぶ幹線でもありました。残念ながら平成元年(1989年)5月1日に廃止になってしまいました。

 上名寄駅は名寄駅から2つ目の駅でした。残念ながら駅跡は全くなく、工事用の資材置き場などに使われているようです。ただ代替バスの待合室の前にこんなものが。

旅の好奇心

旅の好奇心

駅名標です。本物かどうかはわかりませんが。たぶん後から作り直したものかもしれません。通常、本物にはない「沿革」が裏面に書いてありましたから。

旅の好奇心

北海道の駅周辺らしく、近くには上名寄郵便局もありました。

旅の好奇心

本物でなくても、逆に本物ではないからこそ、わざわざ駅名標を置いてあることで、地元の人たちの駅という物に対する愛着、地域のシンボルだったという思いが伝わってくるのでありました。