北海道の廃線を歩く16~JR名寄本線 中湧別駅~
2007年夏に北海道を旅しました。その時に昔走っていた鉄道の跡を随所で見ることができました。その跡を紹介していきます。今回も名寄本線の跡巡りです。
JR名寄本線は北海道東部、遠軽からオホーツク海沿いの都市、紋別、興部を経て内陸部の街名寄までと湧別~中湧別のヒゲ線の2路線143.0キロのローカル線でした。ローカル線ではありながら本線と名がつき、完成した頃は札幌と網走を最短で結ぶ幹線でもありました。残念ながら平成元年(1989年)5月1日に廃止になってしまいました。
興部からオホーツク海沿いを下って来た名寄本線はここ中湧別駅で内陸部に入ります。中湧別駅はさらにオホーツク海沿いを網走まで進む湧網線とさらに海側湧別駅まで進む名寄本線の支線とのジャンクションでした。
現在駅の跡は「道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯」他の施設ができていますが、駅のホーム、跨線橋などが鉄道資料館として残されています。
駅名標なんかも味のある昔のままです。
在りし日の駅なんていう感じの写真も撮れました。
車掌車とラッセル車が並んでいます。なんとなく黒中心な感じですね。
立派な感じですが、端の方に行くと哀愁を感じる駅跡でもありました。
今回で名寄本線は終わりです。